着物を脱ぐと、思ったより汗をかいていた。そんなときありますよね。 それをそのままにしておくとカビの原因になるので、脱いだ後は裏返しにして一日ハンガーに掛けておきましょう。 ちょっとした手間で、汗もすっかり乾き、しわ伸ばしにもなります。 左は50年前の着物。 ある方が、亡きお母様のタンスから見つけられた時、表も裏もシミだらけだったそうです。 お母様が結納のときに着ていた大切な着物ということを知ったその方は、どうしてもその思いを受け継ぎたい気持ちでこの着物を活かす方法を考え、「振り金加工」を施されました。
気に入っていた着物や帯、着たいけどシミだらけで、洗いに出してもどうしても落ちない・・・。とお困りの方も多いようですが、そんな着物を復活させる加工があることをご存知ですか? 加工といってもいろいろありますが、その中でも生まれ変わった様に仕上がる「振り金加工」をご紹介します。
金粉を使って汚れを隠す「振り金加工」は、取れないシミなど汚れた部分をぼかす様にして金粉を振りかけ目立たなくし、もともとあった着物の柄を活かして仕上げるので、より豪華に美しく生まれ変わります。