〜イメージをガラっと変える、
            粋な存在〜
 


  江戸初期頃まで、半幅帯を結ぶのが一般的でしたが、それ以降から、遊郭の人達が、おしゃれを競い合い、帯の幅を広くしていきました。 広幅の帯が結ばれるようになった江戸末期に、芸者さんが帯び結びをいろいろ工夫していく中で、帯をとめるために帯揚げ、帯〆が作られるようになりました。 それらは着物や帯の引き立て役のようですが、着物には無くてはならないもの。この小物一つで着物や帯のイメージ、顔映りまでもがぜんぜん違ってきます。 着物の着こなしポイントに色合わせがありますが、難しく考えることはありません。私たちの身の回りにある四季の色を合わせてみてください。春で思い浮かべ てみると、「春は桜のピンク」、「夏は山の緑」、「秋は栗の茶色」、「冬はナンテンの赤」・・・たくさんありますね!その時々の色を使えばいろんな組合せ で着こなしを楽しめます。顔映りがぜんぜん違ってきます。 今まで聞いたこと無かったお話をしていただき、歴史の一端を知ることができました。