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○ お手前の体験
なかなか上手く泡が点たない人もいましたが、「うまく細かい泡が点てれないときは、泡を落ち着かせるために茶せんでなでるようにするといいですよ」という 奥様のポイントアドバイスに注意して、皆さんご自分で点てたお茶を頂き味を楽しみました。 奥様の思いやりあふれるエスコートでお茶の基本や「私は知らないけど茶道の世界では当たり前なんだろうな?」という普段は聞くに聞けないお茶の話も聞くこ とができ、企画した私たちの心配もどこへやら、和気あいあいとした楽しいお勉強会になりました。 お茶を頂いた後は、茶碗を拝見します。誤って割ったりしてしまわないように膝に肘をついて茶碗を低い位置で持ち拝見します。
 
十月までは釜が畳の上に置かれる風炉の季節で、十一月に入ると炉の中に入る「炉釜」に切り替わります。 「今は10月なので風炉ですね、その中に入れる灰などお客様の目に触れないところや、その季節に合った茶花を生けたり、お軸を掛けたりと、おもてなしする までの準備に一番気を使います。」と奥様。 茶器を手にして茶室に入り、お点前 をされる奥様の凛とした姿勢に一同うっとり。 袱紗さばきや茶筅通しに見とれているうちに、正客のお茶が点てられ続いて次客に。 「本格的なお茶室で初めて正客を勤めさせて頂くことになり、気後れしていたのですが、奥様の優しい心づかいで緊張することなく、なんとか無事に勤めさせて いただきました。 もともと正客は亭主と時候の挨拶やお道具について色々お話ししてそのお席を盛り上げていかなくてはいけない大切なお役目があるそうです。
そのお席が成功するかどうかは正客にかかっているとお聞きしました。 今回は正客としての手順を主に教えて頂いて、お茶を頂きました。奥様の点てられたお茶はふっくらとして甘みがありまろやかなお味でした」(蓼原)
次のお客様からは自分でお茶を点てさせていただける事になりました。